「名刺交換をして立ち話。名刺をいつしまう?」
「頂いた名刺を会議中どこに置くの?」
「名刺を名刺入れの上にのせるのはどんな時?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
【名刺の基本マナー 続編】
頂いた名刺の並べ方や扱い方3つのポイント
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバーが集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化したコンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
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社会人になってまだ間もない人や、これまで名刺をあまり使わなかった職種の人などが、いざ 名刺を扱う状況になると、緊張して焦った振舞いになってしまったり、ドキドキするものですよね。 今回は、前回にご紹介した 名刺交換の基本マナーの続編として、頂いた名刺をどのように扱えばよいか、立ち話や会議中に 名刺をしまうタイミングや並べ方について、書きたいと思います。これまで、名刺交換をしてきたけれど、これで合っているのか、どこか不安だった方も、これで、自信を持って振る舞え、初対面の印象にプラスになりますよ。ぜひご活用ください♬
名刺の基本マナーについては、こちらの記事 → 第一印象がグッと良くなる名刺の受け渡し5つのポイント をご覧ください。
日本のビジネスマナーでは、頂いた名刺をすぐに名刺入れに片付けたりはしません。 会議室でどなたかと名刺交換をしたら、名刺を手に持った状態で着席して、すぐに、テーブル上の面談の邪魔にならない位置に、相手の名刺をきれいに並べるのが通常です。 慌ててならべようとして、名刺を落としてしまったりすると大変失礼ですので、落ち着いて丁寧に並べましょう。そして、会議が終わって、帰り支度をするタイミングで、頂いた名刺を名刺入れに片付けます。 帰り際まで、テーブル上に名刺を出しておくことが一般的ではあるものの、面談中に書類や資料が多くて、テーブルがいっぱいになってしまうような時には、 「失礼します」と声をかけ、名刺を名刺入れに入れてしまっても構いません。
テーブル上のどこに名刺を並べるかですが、左手前の位置に置くのが一般的です。理由としては、お茶が右奥に出されることが多いため、お茶が出される際に邪魔にならず、また相手の名刺を汚す心配も少ないからです。
相手が1名の場合は、自分の名刺入れを座布団がわりにして、相手の名刺の下に置きます。 ただ、相手が複数名いらっしゃる際は、1名分だけを名刺入れにのせるより、全員分をのせない方がよいかと思います。理由は、名刺入れにのっていない人のなかには、その人が大切ではないと、はっきり差をつけられているように感じる人もいらっしゃるからです。名刺入れ一つに対して、名刺2枚を器用に半分ずつのせている状態を見たこともありますが、不安定ですのでやめましょう(笑)
複数の名刺をどのような順番で並べるかですが、大きく2つの方法があります。まず、名刺交換は、先方の上位者の方から順に行いますので、名刺を頂いた順番に、つまり、役職順に並べるという方法が1つ目です。 また、2つ目は、相手の席順に合わせて並べるという方法です。面談中に、お名前とお顔を一致させやすい方法ですが、最初どなたがどこにお座りになるのか、名刺を並べるのに長い時間をかけることのないように、スムーズに行いましょう。
パーティーで名刺交換をする際は、 グラスやお皿は一旦置いて、必ず両手で名刺を受け取るようにしましょう。 また、廊下などで、カバンをもっている時に、どなたかを紹介されて名刺交換となった際にも、一旦カバンを下に置くなどして、両手で受け取るようにしましょう。 名刺は、相手や自分の分身として丁寧に扱うのが基本ですので、相手の目の前で、名刺にメモを書くことは控えます。会社や家に戻ってから、いつお会いしたどんな特徴の人かを書き添えることは構いません。
短時間の立ち話であれば 名刺は手に持ったままで、お話します。 その際、名刺を指でいじったり、あおいだり振り回したりせず、腰より高い位置で大切に持ちましょう。 辞去するタイミングで、名刺入れに片づけて、手には何もない状態でお辞儀をして挨拶をしましょう。
しかし、立ったままで長く話す際や、そのまま一緒に移動する場合などは、「失礼します」と言って、名刺入れに名刺を片付けて構いません。 そうなると、手元に名刺が無い状態になるので、名刺を片付ける前に、きちんと相手の名前などの情報をしっかり覚えておくことが重要です。
今回は 【名刺の基本マナー 続編】頂いた名刺の扱い方3つのポイント についてみてきました。 頂いた名刺は、もう自分の持ち物とばかりに、雑に扱うのではなく、相手の分身として大切に扱う、そしてその気持ちを示すことで、初対面の相手に好印象を持ってもらいやすくなります。
パーティーや展示会ほか、名刺交換をした後もずっと立った状態ということは、実際にはよくあります。皆様に必要になる場面を想定して、良い第一印象が与えられているかのロールプレイをしたり、よくある失敗談もまじえて、楽しい研修をご提供していますので、よろしければ お気軽にお問合せください。 (マナー研修・コミュニケーション研修・従業員満足/顧客満足アップ支援のお問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/ )
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2022年5月10日投稿〉
株式会社フォーシーズインターナショナル
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