「椅子が低い時、どう座る?」
「大事な場面で、恥ずかしくない座り方を知りたい」
「後から相手が入室したら、座ったまま挨拶してよい?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
【椅子の座り方】好印象につながる座り方 5ポイント
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバーが集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化したコンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
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国際的に右上位といって、右側が左側より「上」であるとされることから、椅子の「上である右側」ではなく、椅子の左側から座ることで、謙虚な姿勢が示せます。テーブルや椅子の配置ほかの理由で、左側から座るのが難しいという場合は、もちろん柔軟に対応して問題ありません。
椅子の前に立ち、片方の足を後ろに少し引くことで、椅子がどこにあるのか位置が確認でき、後ろを見なくても、正面を向いたまま椅子に腰かけることが出来ます。レストランなどでは、お店の人が椅子を引いて、椅子の前に移動しやすいようにしてくれるかと思います。「ありがとうございます。」とお礼を言って、椅子の前に立ちましょう。そして、お店の人が椅子を押してくれますので、足の後ろ側に椅子が触れたり椅子を感じたタイミングで 静かに腰掛けると、タイミング良く腰掛けることができますよ。
背筋を伸ばして姿勢良く座るのが、上半身の基本形です。男性は、手を軽く握って、片方ずつ太ももの上にそっと置きます。足は、広げすぎたり、足先が外側に向かないようにして、自然に開きます。女性は、太ももの上に、両手の指を揃えて重ね、置きます。足は膝・くるぶし部分の2か所とも閉じます。
〔面談では、NGの座り方〕
・足を組む。
・腕を組む。
・猫背の姿勢。
・背もたれに寄りかかる。
・肘掛けがついた椅子で、肘を置く。 など
上記は、プライベートでリラックスして座る時以外では、偉そうに見えたり、やる気がなさそうに見えるポイントです。「どうぞ、楽になさってください。」と言われたとしても、面談など、印象が結果を左右するような大切な場面では避けましょう。
立ち姿ではピッタリの丈でも、座るとどうしても、スカートやズボンの裾が、上のほうにあがってしまいます。ズボン丈が短くなって素肌が見えるとか、スカート丈が短くなってスカートをずっと押さえていないといけない、なんていうことにならないように、購入の際や、家で手持ちの服を、座った状態でどう見えるか、事前にチェックをすることをお勧めします。
ソファはふかふかして柔らかい素材が多いため、一見した座面の高さより、座ってみるとさらに低い位置に沈み込むこともありますよね。ソファに座った面談時は、浅く腰掛けましょう。浅く腰掛けることで、上半身の良い姿勢が保ちやすくなります。試しにやってみると分かると思いますが、ソファに深く腰掛けた状態で、背もたれに寄りかからない、猫背にならない、というのは、なかなか難しく、保とうとすると体に結構な負担がかかります・・・。
ソファなど座面が低い椅子に座る場合は、気を付けないと、太ももより膝の位置が上になって、向こう側からスカートの中が見えてしまわないか 心配ですよね。そんな時には、脚を斜めに流して座ることをおススメします。 両膝とくるぶしの2か所はきちんとつけた状態で、左右のどちらかに流します。もし右の方向に流す場合は、右脚がほんの少し前側に、左脚は、少し後ろ側に引いた位置にすると美しくみえます。
会議室や応接室で、自分がすでに椅子に座っている時に、後からどなたかが入室してこられた時には、座ったまま会釈ではなく、必ず立ち上がって挨拶をします。その際、よっこらしょと、腰を椅子から浮かすだけではなく、きちんと椅子から離れます。つまり、正式には、椅子が膝裏の位置にある状態で中腰のように挨拶するのではなく、椅子の横などに移動してお辞儀をして挨拶するのが、最も気持ちが伝わります。
但し、会議室で、すでに会議が進んでいる時に、遅刻してクライアントの一人が入室なさった場合などは、立ち上がることは会議を中断することを意味するので、状況にあわせて柔軟に判断しましょう。
今回は 【椅子の座り方】好印象につながる座り方 5ポイント についてみてきました。 きちんとした座り方は、面談など大切な場面では特に、信頼感・好感度に直結するポイントです。また、面談の場面だけでなく、普段のオフィスでも、「脚を組み、猫背で、背もたれにもたれる」などの座り方の多い人には、同僚や上司が良い印象をもたず、その人に仕事を依頼することに不安を感じることもあるかと思います。
「椅子に座る」それだけでも個性がでて、印象に大きな差が生じます。ぜひ、ご自身の立ち居振舞いを客観的に見て、所作に自信が持てるようにしたいですね。具体的にどんなふうにすれば 良い印象を与えることができるのか、ロールプレイをしたり、よくある失敗談もまじえて、楽しい研修をご提供していますので、よろしければ お気軽にお問合せください。 (マナー研修・コミュニケーション研修・従業員満足/顧客満足アップ支援のお問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/ )
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2022年3月3日投稿〉
株式会社フォーシーズインターナショナル
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