「オンラインの就職面接で、手ごたえを感じられない・・・」
「仕事の会議や面談がオンラインだが、自己流でやっているので、
これで本当にいいのか少し不安・・・」
そんなお悩みに おこたえします。
【本記事の内容】
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバーが集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化したコンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
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横について誰かが親切に、オンライン面談のやり方を教えてくれるわけではないので、とりあえず 顔が見えて、話ができればいいか、と自己流でやっている方も 多いのではないでしょうか。
今日ご紹介する ちょっとしたポイントをおさえるだけで、自分自身に、気持ちの余裕ができ、相手にも、対面の時と同じくらい、あなたの “人となり” がきちんと伝わります。
それでは、準備段階、そして面談中、に分けて見ていきましょう。
インターネット接続が不安定な場所では、オンライン面接の途中で画像が乱れたり、音声が聞こえなくなったり、最終的につながらなくなってしまうこともあります。
大事な面接中にこうしたトラブルが起きないように、オンライン面接の大前提として、インターネット接続が安定した場所で受けることが大事です。
スマートフォンよりパソコンを利用し、さらに有線LANを使うと、インターネット接続が安定しますのでおすすめです。
有線LANのパソコン使用が難しい場合は、無線LANを使い、同じ部屋の中でも通信環境が最も安定しているポイントを探しましょう。
スマートフォンを使う場合は、ビデオ通話はデータ通信量を多く使うため、通信量に余裕があるか確認しておきましょう。
オンライン面接では、相手の企業から指定されたツールを使用します。よく使われるツールには、Zoomや Microsoft Teams、 Skype、Google Meet などがあります。アカウントを持っていない場合は、事前に作成しておきましょう。
また、普段からそのツールを使用している場合、アニメや、恋人との写真など、あまりにもプライベートなアカウント名やプロフィール画像を設定している人がいらっしゃいますが、企業とのやりとりに適したものに変えておくこともお忘れなく。
オンライン面接では、できるだけシンプルな背景を選ぶようにしましょう。背景を変えられるツールもありますが、きちんとした面接時での使用は控えた方がベターです。
片付いていない、生活感のあり過ぎる室内 が映り込んでいると、相手に良い印象を与えません。
片付いていないことが問題というより、そんな状況を仕事関係の相手に見せても全然気にならない、という、その人の内面に対して不安になるためです。事前にカメラテストをして、室内のどこまで映り込むかを確認し、壁を背景にしたり、布で覆うなど、調整します。
その際、カメラの向きによっては、逆光になったりしますので、画面に映る表情が暗くならないような向きで設定しましょう。
実際に、午前中はちょうどよかったのに、西日が差し込んで、夕方はほとんど表情が見えなかった・・・など、焦った経験を持つ人もいます。一日のなかでの違いにも注意しましょう。
その他、カメラテスト以外にも、マイクの音量設定は適切か、音が聞こえないなどの不具合がないかも事前に確認しましょう。事前に音声テストができない場合や、オンライン通話に慣れていない人は、家族や友人に協力してもらい、実際に通話し、十分慣れておきましょう。
環境によっては、マイク付きイヤホンを使った方が、音を聞き取りやすいため、パソコンやスマートフォンの内蔵スピーカーでテストしてみて音質があまり良くないと感じたら、マイク付きイヤホンを試してみるといいでしょう。
オンライン面接を受ける際は、スタート時刻の5分ほど前にオンライン会議室に入室しましょう。時間ぴったりに入室すると、もし、接続トラブルが発生した時に、約束の時間に遅れてしまうかもしれないからです。
オンライン面接でも、対面の面接と同様、遅刻は厳禁ですので、余裕を持って少し前に入室しましょう。
万が一、約束の時間に入室できなかった場合のために、念のため、緊急連絡先を事前に確認しておくことをおすすめします。
遅刻しそうな時は、すぐ緊急連絡先にコンタクトして、相手企業に事情を丁寧に説明してお詫びしましょう。
対面での面接と同様、椅子には背筋を伸ばして良い姿勢で座ります。参考までに、画面内に顔だけがアップで映ると、相手に圧迫感を与えてしまうので、上半身全体を見せた方が画面内のバランスが良くなります。その位置で、パソコンやスマートフォンを固定しましょう。
準備段階でも大まかには調節しておき、必要であれば、オンラインになってから微調整をするといいですね。
また、目線の高さとカメラレンズの高さを合わせるのがベストです。カメラレンズの位置が低いと、相手は、上から見下ろされているように感じるからです。
尚、オンライン面接では、「自分が話す時はカメラを見る」「相手が話す時は画面(またはカメラ)を見る」ようにしましょう。
ずっと画面ばかり見ていると、相手から見ると常に伏し目がちな状態になるため、暗い印象を与えてしまいます。
ついつい、画面上の相手ばかり見てしまうことを避ける工夫として、カメラ近くに、お気に入りのキャラクターや笑顔の友人の写真を貼っておく、などしている人もいます(笑)
オンライン面接のお悩みとしてよく聞くのが、「相手の表情や気持ちが読みにくい」というものです。やはり対面で直接顔を合わせた時に比べると、どうしても相手の表情や雰囲気が伝わりにくくなります。
そのため、オンライン面接を受ける時は、あいづちやうなずきなどを 大きめに分かりやすくすると、こちらのの態度や感情が 相手に伝わりやすくなります。
特にオンラインでは、相手から何もリアクションがないと、「こちらの話を ちゃんと聞いているのだろうか」と、話し手が不安を抱きやすくなります。
面接官が話している時は 無表情でじっと聞くのではなく、大きめにあいづちを打ったり、うなずいたりして、「私はあなたの話をしっかり聞いています」というメッセージを 伝えるようにしましょう。
身だしなみは、対面での面接の時と同じような服装やヘアメイクをします。
自宅だからといって ラフな格好をしていいわけではないので注意してください。カメラに映るのが 上半身だけだからといって気を抜かず、全身の服装を整えて臨みましょう。
実際、「ちょっと立って頂けますか?」と言われた受験者もいます。「下はパジャマだったので、画面がフリーズしてくれないかな、と思いましたよ~」という話をお聞きして、こちらがフリーズしました(笑)
そこまでの指示がなくても、面接中に何かイレギュラーなことが起こった場合、体を動かす可能性もありますので、下はジーンズやパジャマのままというのは絶対に避けましょう。
ヘアメイクは、女性の場合、対面の面接より、チークを少し濃いめにするほうが、画面上で顔色がよく見えます。また、机の上に(顔の下部に)、白い紙や白い布などを置いておくと、レフ板のような効果で、顔が明るくイキイキとしてみえますので、試してみてくださいね!
オンライン面接では、「時差」のように、声が伝わるタイミングにズレが生じやすくなるので、会話の間合いが取りづらいと悩んでいらっしゃる方も多いかと思います。
オンライン面接時は、普段よりも大きめの声で、相手に伝わっているか確認しながら話すように心がけてください。
通信速度にもよりますが、間合いの取り方としては、「相手の会話が終わったら1~2拍待ってから話す」くらいのスピードを意識するといいでしょう。
面接官が話している時は聞くことに集中し、相手の話がまだ続くのか、それとも、話し終わって自分が発言を求められているのかを見極めながら、会話がスムーズに進むように心がけることも大事です。
また、大事なポイントを話す時は、声のトーンや話す速度を変えるなどして、抑揚をつけると相手に伝わりやすくなります。
志望動機や自己PRなどを準備する際に、「ここは特にしっかり伝えたいから、少しゆっくり話してみよう」などと練習しておくといいでしょう。
相手の会話が途切れたり、部分的に聞こえなかった場合は、相手の質問内容を勝手に推測して返答するのではなく、「申し訳ありません。先ほど、音声が少し途切れてしまいました。もう一度、お願いできますでしょうか。」と落ち着いて、丁寧に聞き返しましょう。
オンライン面接が終わったら、お時間や面接の機会をいただいたお礼を言って、座ったままでお辞儀をし、相手が退室するのを待ちます。
オンラインの接続はこちらが先に切るのではなく、相手企業側に切ってもらうのが基本ルールです。
ただし、しばらく待っても相手が退室しない場合や、面接官が画面の前から消えたのに接続がそのままになっている場合は、「それでは失礼いたします」と念のためひと声かけた上で、こちらから通信接続を切っても問題ありません。
いかがでしたでしょうか? 気を付けることがたくさんで大変だ~、と思ったかもしれませんが、自宅という、“アウェイ” ではなく “ホーム” で面談を受けられる♬ というように前向きに考えていきましょう。
オンライン面談で、皆さんの望む結果につながることを、心から願っています!
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2021年11月11日投稿〉
株式会社フォーシーズインターナショナル
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