「ドアは何回ノックする?」
「どのタイミングでお辞儀すればよい?」
「カバンやコートはどうするの?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
個人面接での入退室の流れ:好印象につながる6ステップ
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバーが集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化したコンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
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この会社に入りたい! そう思うと、企業研究 や、自己PR・志望動機を考えたり、いろんな準備をすることでしょう。 もちろん、そのような準備は大事なことですが、何より心に留めておきたいことは、面接官は感情を持った人間であり、その人があなたのことをどう思うか、どう感じるか で結果が大きく変わる ということです。 「履歴書や話の内容は優秀かもしれないが、一緒に働きたくないタイプだなぁ」「基本的なマナーを知らず、いいかげん ぽいけど大丈夫かなぁ」「感じの良い人だな、未知数の部分もあるけれど、ぜひ育てたい」そんなふうに、面接官はいろいろな印象を持ちます。
特に入室から着席までの一連の流れは、第一印象の良し悪しを大きく左右するうえ、ここで良い第一印象をもってもらえると、その後につづく質疑応答であなたに有利なかたちで面接が展開されることも期待できます。
皆さんが面接合格という希望をかなえるために、今回は、面接での入室・退室の仕方と好印象につながるポイントをご紹介します。
ノックは3回します。2回のノックはお手洗いのドアをノックする時などに使う省略形です。 ノックの仕方は「コンコンコン」と素早く3連続させるのではなく、「コン・コン・コン」と1回ずつ区切って間隔をほんの少しだけあけると、丁寧で穏やかな人という印象につながりますよ。
部屋の中から「どうぞ」と声がしたら、ドアの外で「失礼いたします」と返事をします。
ドアを開けて入室します。この瞬間から面接官はあなたのことをよく見ていますので、笑顔の表情、きちんとした振舞いを意識しましょう。 ドアを閉める時は、ドアのほうに体を向けて静かに閉めましょう。
ドアを閉めたら、その位置(ドアの前あたり)で、面接官のほうへ向き直り、30度のお辞儀をします。「失礼いたします。」「おはようございます。」など第一声は明るく元気に言葉を添えましょう。
・お辞儀については詳しくは、こちらの記事 → お辞儀の基本と、気持ちが伝わる3つのポイント をご覧ください。
用意された椅子のほうへ 姿勢良く歩き、椅子の横に立ちます。 「〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」などと、挨拶をしてからお辞儀をします。
カバンは、置く場所を指定された場合はそこへ置きます。特に指定がない場合は、椅子の横(足元)に置きます。カバンは自立型のものを選び、コートは小さくたたんでカバンの上に置きましょう。
面接官から「どうぞ」とすすめられたら、良い立ち姿勢のまま「失礼致します」と言って、一礼してから着席します。椅子には浅めに腰かけ、背もたれにはもたれません。
・座り方について、詳しくはこちらの記事 → 【椅子の座り方】好印象につながる座り方 5ポイント
さて、ここまで入室から着席するまでの流れを見てきました。 お客様と接する仕事の面接などでは、皆さんが着席するまでの ほんの短時間のうちに、面接官はあなたがふさわしい人物かどうかを判断する場合もあるくらいです。 具体的には、ノックの仕方・ドアの開け閉め・挨拶の声の大きさ・元気さ・清潔感・目線・表情・お辞儀・姿勢・歩き方・カバンの置き方・座り方 などから、第一印象が決まり、その後の合否判断につながります。
着席してからの “受け答えの時間がメインだ” とばかりに、第一印象を軽視することのないようにしましょう。
面接官から「本日は以上です」「本日はお越しいただきありがとうございました」などと、面接の終わりを伝える言葉があったら、まずは 座ったまま、良い姿勢で「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」などとお礼を言って、お辞儀をします。
さらに、椅子の横に立ってから、良い姿勢で「ありがとうございました。」とお辞儀をします。
ドアの手前まで歩いたら、面接官のほうへ振り返り、きちんと姿勢を正して、「失礼致します」と言ってお辞儀をします。
ドアを開けて、最後まで表情を意識しながら、退室をします。ドアは静かに丁寧に閉めます。
面接官以外のご担当者や、会社の通路で会う他の社員の方にも、「ありがとうございました。失礼いたします。」などと挨拶をしたり、会釈をして、辞去します。 尚、建物を出たからといって、周辺には、その会社の方々が多くいらっしゃいますので、最寄り駅でも気を抜かず、携帯電話で友達と面接の感想や「失敗した~」などと大声でおしゃべりする、なんていうことのないようにしましょう。
また、会社側は、皆さんの本当の姿を知ろうとしていますので、例えば、面接室に入る前の待合室での振舞い、面接室前の椅子に座っている時の態度、など さまざまな場面を見られていることを知っておきましょう。
今回は 個人面接での入退室の流れ 好印象につながる6ステップ についてみてきました。入室から退室までの流れについては、何度も実際に体を動かしてみて、考えなくても動けるくらいにまで慣れておくといいですね。また、動画で自分自身を撮影して、キビキビ動けているか、動画で聞こえた声は明るいトーンか(自分の声は違って聞こえますので)など、ご自身でチェックしてみましょう。
今回お伝えした部分は、準備すればするほど、良い結果に直結しやすいともいえます。ぜひ、自信や余裕をご自分で感じられるまで取り組んでみてくださいね。応援しています!尚、ご自身の魅力を伸ばし、課題を克服するために、あなただけにオリジナルの内容で就職内定個人レッスンもしていますので、よろしければ お気軽にお問合せください。(就職対策レッスン・スキルアップレッスンやマナー研修のお問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/ )
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2022年2月3日投稿〉
株式会社フォーシーズインターナショナル
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