「完璧に答えたのに、なぜ不合格?」
「グループ面接で自分の時だけ、面接官の反応が悪かった気がする・・・」
「避けた方がよい言葉を知りたい」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
客室乗務員の面接で 印象の悪い答え方3つのNG:エアライン合格準備
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバーが集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化したコンサルティング&研修 や、客室乗務員の受験をサポートする個別レッスンをしています。
内定のための個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20サミットほか 多種多様な接客の現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
(㈱フォーシーズインターナショナルの情報についてはこちら)
エアラインの客室乗務員採用試験の合格を目指す方へ、今回は、面接でどのように答えればよいかのヒントをご紹介したいと思います。 航空会社のキャビンアテンダントの採用で、最も重要されるのが面接です。 面接を突破できない・・・と悩んでいる人には、ある共通点があります。それは何だと思いますか? 一言でいうと「好印象を与えているつもりが、好印象になっていない」ということです。「何が良くない印象だったのか?」それが分かれば、対策がとりやすくなりますよね。今回は、悪い印象につながりやすい3つのNGを書きたいと思います。緊張 や 熱意から、つい やってしまいがちなNGをセルフチェックしてみてくださいね♬
* 参考記事もご覧ください。
→ 客室乗務員の面接で聞かれる質問95選:エアライン合格準備
→ 客室乗務員の面接ではどんなことをするの?エアライン合格準備〔面接6種類〕
面接という あなたにとって大切な場面で、どのような言葉を選ぶかには、細心の注意を払いましょう。 どんな言葉で話すかは、その人がどんな人かを多く語ります。イギリス近代演劇の確立者として知られる ジョージ・バーナード・ショー(1856 -1950年)は、こんな名言をのこしています。
面接当日の緊張が原因で、また、自分が気づかず使っている言葉で、実は、偉そうに聞こえてしまう言葉もあります。「この言い方は、感じが良いのか悪いのか」を他者目線で判断できるように、普段から習慣づけるといいですね。 では、具体的にどんな言葉に気をつけたほうがよいか、セルフチェックのために活用してください。
「既に申しましたが~」も同じことですが、これらは、少し配慮が必要な表現です。 特に、面接官の質問の直後に、最初の一言として言うと 「さっき、もう答えたのですが、聞いてなかったのですか?」というニュアンスに理解されることもあるためです。 もちろん、そんなふうに面接官に対して怒って言っている人はいらっしゃらず、単に「これから言う 自分の返答が、先ほど話したのと同じ “アルバイト / 学生生活 / 以前の職場” についてのエピソードなのですが~」という前置きの意味でおっしゃっているかと思います。しかし、面接官の心証を悪くする可能性があることは、知っておきましょう。
実際に、接客の現場で、同じお客様から同じようなことを何度か尋ねられることもありますが、その時に、この受験者は「先ほども言いましたが」と答えるのだろうな・・・と面接官を不安に思わせてしまうためです。 「もう一度言わせるのですか?」という非難のニュアンスは絶対に含まれていない、と理解されるかどうかを確認しましょう。
「私が〇をして、お客様を喜ばせた」とか、「満足させるために、〇をした」というような言い方は、ふだん 偉そうな心持ちで、仕事をしている場面をイメージさせてしまいます。「お客様に~させていただく」という言葉遣いを、特に面接では基本とし、「相手を~させる」という言葉遣いは控えましょう。
では、具体的にどのように言い換えればよいでしょうか? 「私が〇をさせていただき、お客様が喜んでくださった」「お客様にご満足いただけるように、〇をした」こんなふうだと、あなたの見え方が大きく変わります。
日本語面接で、あえて横文字を使って「パッセンジャーのCSを上げるために、コミットします」などと言うのは、好感度を下げてしまいます。 横文字を使うことで、グローバル感が出るかというと 逆効果です。英語面接では英語を、日本語面接ではきちんと日本語でお話しましょう。 また、「御社の競争優位性向上のために、乗客の意見を、適宜聴取致します」など、書き言葉のような熟語をやたらと使うのも「自分はこんな言葉を知っている」と知識をひけらかすようで、あまり印象はよくありません。 聞き手の頭にスッと入ってくる言葉選びをすることは、相手への配慮であり、配慮できる人を面接官は求めていますので、「かっこよく見せる・かしこそうに見せる」ために、カタカナ語や難しい言葉を使う傾向のある人は気をつけましょう。
面接官は、大変多くの受験者の面接を、長時間にわたってしています。そして、一人一人の受験者の緊張感をほぐして、良さをみようと努力しているわけですが、これってかなり大変なことだと思いませんか? もちろんそれが仕事なわけですが、やはり、面接官である前に、一人の人間として、目の前の面接官に心配りをできるかどうかは、とても大事なポイントです。
よくあるのは、熱意があふれすぎて、長々と話し続けるパターン。 何とか伝えたい!という気持ちはよくわかるのですが、面接の成否は、文字量の多さではありません(笑)。 グループ面接などで、「簡潔に〇について教えてください」と言われている時に、“最初の人が長く話し、次の人はさらにそれより長く話す~” よくある光景ですが、こんな時こそ「簡潔にということですので、短くお話しさせて頂きます。」などと、本当に手短かに終わらせると、大変好印象です。
自分が用意してきた想定質問の答えを途中で切れない、とばかりに、どの質問にも長い答えをするのは、面接官を疲れさせるだけです。俗に言うところの「あー、もうお腹いっぱいだな」という印象ですよね。 面接で次のステップにすすむには、その逆の「もう少し、この人の話を聞きたいな」「もう一度、この人に会いたいな」を目指しましょう。
長い返答をする人 に加えて、もう一つご紹介するとすれば、棒読みで双方向の会話に全然ならない人 でしょうか。考えてきた想定質問の答えを、ただただ言っている人は、その表情や抑揚のなさなどで、「あー、考えてきた答えを読んでるな」と丸わかりです。 もちろん、事前に質問の答えを考えるのはよいのですが、棒読みのままで言うのは、聞き手を無視しているように理解されることもあります。 機械がしゃべっている、と思われないように、もし事前に質問の答えを用意するなら、イキイキした表情で、面接官の反応をみながら話せるくらいになるまで、動画にとって練習しましょう。
接客のプロを目指そうとする人にとって、コミュニケーション力はとても大切です。お客様から、何か話しかけられたり質問されたりしたときに、どんな返答をするかによって、お客様の満足度が変わるからです。 面接では、面接官は「自分がお客様だったら」という視点で、受験者をみます。 面接官が聞いたことに対して、愛想なく 最低限の返答だけをするのでは、面接官は、その受験者の接客適性やサービス精神に、不安を感じてしまいます。では、どうしたらよいでしょうか? 返答は、答え プラスアルファ を心がけるだけで、ぐんと会話がひろがって、面接官はあなたのことを もう少し知りたくなったり、受験者が接客するイメージがもっとはっきりイメージできるようになり、好印象につながります。ぜひ、基本的な返答の仕方として、面接ではもちろんのこと、普段の会話のなかでも意識してみてくださいね。
それでは、具体的な質問と返答例で、考えてみましょう。
◆面接官:
「チームワークとは何ですか?」
◆受験者①:
「チームワークとは、チームで行う共同作業や、チームのメンバーが協力して行動するための団結や連係のことです。」
たしかに、回答としては正しいです。クイズ番組の答えとか、知識を筆記試験ではなく口頭試験で確かめる目的の面接では、100点かもしれません。 しかし、接客適性をみる面接では、このような辞書にのっていそうな答えだけでは、相手はあまり満足しないでしょう。なぜかというと「それは知っているんですけどねぇ・・・」という気持ちになるからです。 では、プラスアルファを加えた返答例を、みてみましょう。
◆面接官:
「チームワークとは何ですか?」
◆受験者②:
「チームワークとは、チームで行動する時に必要な協力体制や連係のことだと思います。私は 〇 のアルバイトで、他のスタッフが困っていることはないかをいつも考えてサポートしたり、お客様の情報を共有したりすることで、良いチームワークで働けるように取り組んできました。」
このように答えると、チームワークという言葉の定義だけでなく、自分がチームワークを大切に考えていること、ふだんの様子、などが面接官に伝わります。そもそもですが、「チームワークとは何ですか?」と聞くということは、「チームワークは弊社では大切だと考えています。チームワークとはどのようなものとお考えですか?あなたはチームワークを築くことができますか?」 このようなことが含まれた質問であることに気づくことが大切です。
面接だけでなく、相手が ある言葉によって、本当は何を伝えようとしているのか、これに気づくことができるかどうかは、人間関係づくりとか、顧客満足にとても影響します。 相手の言葉が、多少 情報不足だったり、不完全だったとしても、耳だけでなく目や心もつかって聴くという傾聴力 を 日々磨くようにしましょう。
今回は 客室乗務員の面接で 印象の悪い答え方3つのNG:エアライン合格準備 についてみてきました。 面接の準備を頑張っている人のなかには、間違った方向に頑張っていて、なかなか結果がでない・・・と悩んでいる人もいらっしゃるかと思います。 好印象はとても大切ですが、それ以上に、まずは、悪い印象につながる要素をなくす、という視点で、今回は、具体的に答え方のNGをご紹介させて頂きました。
うまくいかない場合、なかなか自分でどこがよくないのか、原因が分かりにくいものですよね。ぜひ、動画で撮影しながら、今回ご紹介した 避けるべき項目をしていないか、チェックしてみてください。ほんの少しの変化で、皆さんの見え方が大きく変わり、面接官の目にきっと好ましく映るようになるかと思います。応援しています! 尚、ご自身の魅力を伸ばし、課題を克服するために、あなただけにオリジナルの内容で内定のための個人レッスンもしていますので、よろしければ お気軽にお問合せください。(客室乗務員受験個別レッスン・就職対策レッスン・スキルアップレッスン のお問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/ )
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2022年6月29日投稿〉
株式会社フォーシーズインターナショナル
公式HP https://4cs-i.com/
私たちは、接客や販売を専門にする
研修と代行の会社です。