「いつナプキンを膝にかければよい?」
「ナプキンは汚さないようにすべき?」
「お手洗いに行きたい時のナプキンの置き場所は?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
【テーブルマナーを学ぶ】正しいナプキンの使い方(折り方・離席・食後など)
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバーが集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化したコンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
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素敵なレストランに行く機会は、とても楽しみな反面、お店で提供されるものを正しく扱えるかな・・・、恥ずかしい思いをしないかな・・・、と、ちょっと不安なものですよね。また、「頻繁に行くわけでもないので、ナプキンの正しい使い方を忘れてしまった。」「来週の食事にそなえて、確認しておきたい」ということもありますよね。
今日は、ナプキンをスマートに扱う、ということをテーマに、見ていきたいと思います。心配はありません。たった、5つのポイントを覚えておくだけで、カッコいい振舞い・慣れた人にみえますよ。 では、早速はじめましょう♬
ナプキンは、シンプルに折ってある場合もありますが、なかには、ゲストへのサプライズとして、折り紙かアート作品のように様々なデコレーションがされている場合もあり、崩すのがもったいない、と思うこともありますよね(笑) 昔は、ナプキン折り専門の人もいたそうです。 さて、このナプキンは、どのタイミングで、膝に置けばよいのでしょうか?
レストランでは、注文をした後や、飲み物を注いでもらった後に、ナプキンをゆっくり手にとります。結婚式ほかパーティーでは、乾杯が終わったらナプキンをとりましょう。もし、同じテーブルに目上の人がいらっしゃる時は、その人がナプキンをとってから、自分もとるようにするといいですね。
二つ折りにして、膝からももの上にナプキンをかけましょう。このとき、折り目は自分側です。
大人が、ナプキンを首からつけるのは、西洋料理では一般的ではありません。西洋料理以外で、汁が飛びやすいなどという理由で、エプロンを渡された場合を除いて、ナプキンは膝の上にのせて使用しましょう。
この写真にうつっている手は、汚れ過ぎで、何をどうやって食べたのか心配になりますが(笑)ナプキンは、手や口元を拭うためにあるので「キレイな真っ白のナプキンを汚してはいけない。。。」と自分のハンカチなどを使うのはNGです。自分の持ち物を使うことは、「あなたのナプキンは汚くて使えない」というサインになってしまうからです。 参考までに、日本料理でだされるおしぼりは 口元を拭うためではありません。(詳しくは こちらの記事→ うっかりやっているかも? 和食の間違いマナー 7つ)
ナプキンの起源は、その昔ヨーロッパで、ナイフとフォークを使わず手を使って食事をしていた時代に、手を拭くものとして用意されたことにあるといわれています。ナプキンを汚す心配はしなくて大丈夫ですよ♬ もし、あまりにも汚してしまって気になる場合は、店の人に言って、新しいナプキンに取り換えてもらうのもいいですね。
ナプキンは、二つ折りにした内側の部分で、口や手を拭いましょう。拭い終わったら、ナプキンを元のように閉じれば、他の人に汚れが見えませんし、ご自分の服に汚れが付くということもありません。
お手洗いやその他の理由で、どうしても、食事中に席を離れないといけないこともあるかとは思いますが、できる限り、離席しなくてよいように、事前にお手洗いや用事を済ませておきましょう。 ちなみに、皆さんは、ノーベル賞受賞者が招かれる晩餐会は、どれくらいの時間かかると思いますか? だいたい4時間です。その間、離席しなくてよいように体調を整える必要があったりするわけですが、ノーベル賞晩餐会でなくても、西洋料理のコースを頂く場合、平均で約2時間くらいはかかりますので、頻繁に離席して、相手の人をお待たせすることのないようにしましょう。
目の前に食事がおかれている状態で離席するのはマナーとしてNGですので、やむを得ず、席を立つ時は、料理と料理の間のタイミングでいきましょう。離席する時には、ナプキンは、汚れが丸見えにならないような形で整え、椅子の上に置いていくといいですね。戻ってきますよ という、お店の人へのサインとなります。テーブルの上に置いたりしないようにしましょう。
食べ終わって帰る際には、ナプキンを “軽く” たたんでテーブルに置きます。きっちりたたむと「サービスや料理に満足できなかった」という意味になるので、あくまで無造作にたたむか、くしゃっとする程度で、置いておきましょう。
今回は 【テーブルマナーを学ぶ】正しいナプキンの使い方(折り方・離席・食後など) についてみてきました。ナプキンの扱いは、テーブルマナーのなかでも、知らないと目立ってしまうポイントかと思いますので、今日の5つのポイントを頭の片隅において頂くと、ドギマギせずに、食事の雰囲気や料理の味を もっと楽しめるようになるかと思います。
プライベートや仕事の接待などでコース料理を頂く 皆さんにとっての大事な日にそなえて、受付から、着席、カトラリーの扱いなど、すべての流れをロールプレイで確認できる、楽しい研修もご提供していますので、よろしければ お気軽にお問合せください。 (マナー研修・コミュニケーション研修・マナー支援のお問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/ )
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2022年1月29日投稿〉
株式会社フォーシーズインターナショナル
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