「Thank you. をもっと違う言い方で伝えたい。」
「ビジネスシーンで丁寧に/カジュアルに感謝を伝えるには?」
「Thank you. って、あまり頻繁に言わない方が良いの?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
英語で「ありがとう」“Thank you.” 以外に何と言う?
相手や場面にあわせた表現15選
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバー、TOEIC高得点者が集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化した コンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
(㈱フォーシーズインターナショナルの情報についてはこちら)
“Thank you.” は、皆さんご存じの通り「ありがとう」という意味ですが、日本人同士のあいだで「サンキュー」と言う時は、軽いニュアンスのため、英語でも「カジュアルな感謝の言葉」だと理解している人もいらっしゃるかもしれません。 実は、“Thank you.” は、日本人の私たちがイメージするより、丁寧なニュアンスですので、ふさわしい和訳は「ありがとうございます。」に近いと言えます。 つまり、“Thank you.” は、フォーマルな場や、ビジネス相手にも全く問題なく、気持ちを伝えられる言葉ですので、自信を持って、相手の目を見て言いましょう♬
英語圏の家庭では、小さな子どもは、まず、“Thank you.” と “ Please ” を言えるように しつけられます。 人に何かをもらったら “Thank you.” 誰かに譲ってもらったら “Thank you.” レストランで食事が出されたら “Thank you.” というように、様々な場面で頻繁に使われる、感謝の気持ちを伝える言葉です。 日本では、「相手に労力をかけた」と考えて、 お礼ではなく「すみません」「申し訳ないですね~」などと答える場面でも、英語では “I’m sorry” ではなく “Thank you.” です。ちょっとしたことをしてもらったとしても、“Thank you.” を惜しみなく言葉に出して伝えましょう。
では、日常で広く使える感謝の表現、ビジネスで使えるフォーマルな表現、カジュアルに使える表現、の順に分けて、見ていきましょう。
本当にありがとうございます。
very much を加えることで、感謝の気持ちを強調します。わざわざ同行して、その場所まで連れて行ってくれた、とか、通常以上に相手が配慮してくれた時に使います。ちょっとしたことに対するお礼は、“Thank you.” で十分です。
本当にありがとうございます。
very を so に変えることで、少しカジュアルなニュアンスになり、よく使われるお礼の表現です。 so の部分を、強めたり ゆっくりと 言うことで、さらに気持ちが伝わりますよ。
【その ooo は 何 ?!】
Thank you soooo much !
書き言葉で、たまに、こんなふうに、 s の後ろにたくさんの o が並んでいることがあり、驚くかもしれませんが、これは、so を強めて、気持ちを伝えたい時に使われます。では何個 o をつけたらいいのか?と疑問に思った方に(笑)、明確なルールがあるわけではありませんが、1つだと、誤表記と間違われる可能性があるので避け、だいたい3~5個くらいが一般的です。
いつもありがとうございます。
as always を付けると「いつもながら」という意味が加わります。 参考までに、日本語のビジネスメールで書く「いつもお世話になっております。」をどのように英訳をしたらよいかと、よく聞かれます。あいにく、日本語にぴったりの意味を持つ メールの冒頭に書くべき英語フレーズとしてはありませんが、“Thank you for your cooperation as always.” など、「お世話」の具体的な内容を英語にして書くと、意味が通じます。 英語メールについて詳しくは、また別の記事でご紹介したいと思いますが、メール冒頭では、日本語メールや手紙にあるような定型文章や季節の挨拶を書くより、ストレートに用件に入るほうが好まれます。 先ほどのような、「いつもご協力をありがとうございます」といった文章は、メールの最後に書いたほうが、英語メールらしくなります。
いくら感謝しても、しきれません。
十分にお礼をすることができない、「お礼のしようもありません。」という感謝の表現です。 thank は、実は 動詞で「感謝する」という意味ですので、「誰が」にあたるところに、I 「私」とか We「私たち」を入れたり、「誰に」感謝するのかの相手に「あなた」「同僚全員」「人の名前」など you 以外の言葉を入れることもできます。
お時間をいただき、ありがとうございます。
このフレーズは、面接や面談で、相手の時間を頂いた時ほか、よく使われる表現です。 “Thank you.” だけよりも、for を付けて、何に対して感謝しているかを加えると、もっとお礼の気持が伝わります。具体的な物事とは、your email「メール」your kind offer 「親切な申し出」など、いろいろアレンジしてみてくださいね。
来てくださって、ありがとうございます。
先ほどと同じように、for を付けていう表現ですが、もし、その後ろに、動詞が来た場合は、動詞 プラス ing の形にしましょう。 Thank you for coming. 以外にも、Thank you for having me. 「招いていただき、ありがとうございます。」 Thank you for calling. 「お電話いただき、ありがとうございます。」などいろいろと使えます。
ご協力いただき、ありがとうございます。
appreciate (発音:アプリシエイトゥ)は、「感謝する」という意味で、thank のフォーマル版です。ビジネスでは、よく登場する単語ですので、この機会にぜひ覚えるといいですね。 尚、sincerely 「心から」を加えて、I sincerely appreciate ~ 「心から感謝する」という言い方もできます。
助けていただき、ありがとうございます。
grateful(発音:グレイトゥフル)は、「感謝している」という意味の形容詞です。 be grateful for~ で、(物事)に感謝する、という表現です。
ここにいる皆さんに感謝します。
先ほどと少し違って、be grateful to ~ だと、(人)に感謝する、という意味で使えます。
大変 感謝します。
obliged (発音:オブライジドゥ)「恩義を施される」という言葉で、全文を直訳すると「私たちはあなたから、大きな恩恵を受けました」となりますが、意訳すると「大変感謝している」という意味になります。
いろいろとして下さったことについてお礼をお伝えしたく、お手紙を書いています。
手紙の文面などでは、このように書くこともできます。everything you’ve done for me は、「あなたが私にやってくれたすべてのこと」というのが直訳の意味です。この部分をいろいろアレンジして、例えば “I’m writing this letter to say thank you for interviewing me.” 「面接をして下さったお礼を申し上げたく、お手紙を差し上げます。」など、面接やインターンシップ、その他のシーンで、thank-you note「お礼状」を書くときに、活用してみてください。
どうもありがとう。
a lot は、たくさん という意味です。「Thank you」をもっとカジュアルにした言い回しが「Thanks」になるので、友人や家族に対して使うのに最適です。
みんな本当にありがとう。
Many thanks. 「本当にありがとう」 だけでも大丈夫です。
ありがとう!
“Cheers”は、イギリス英語でよく使われ、かなりカジュアルな「ありがとう」の意味です。ちなみに、“Cheers” は、パーティーなどで「乾杯!」の意味もありますので、ご注意を(笑)
ありがとう。(恩に着るよ)
owe (発音:オゥ)というのは、あまり馴染みがないかもしれませんが、「~のおかげである、恩を受けている、借りがある」 などという意味です。
ありがとう。
友人と、SNSやチャットなどでやり取りをする時には、省略して書くことがあります。TYは、“Thank you” の略語で、他にも “Thanks” が “thanx” とか “thx” とされたりします。ただし、フォーマルな文書ではこのような略語は 使わないようにしましょう。
今回は、英語で「ありがとう」“Thank you.”以外に何と言う?相手や場面にあわせた表現15選 をみてきました。 自分がお礼をする時の表現が少し増えたり、また、自分が英語で感謝された時に、“Thank you.” 以外で言われても、「これは、ありがとう、の意味だな」とすぐに気づく、そんなお役に立てていれば嬉しく思います♬
いろいろな “Thank you.” が言えるようになったら、その後につづける、プラスアルファの一言を練習すると、オリジナルで 気持ちがこもった感謝の言葉 になります。皆さんそれぞれに必要とされる場面設定で、会話力を高める 楽しいレッスンをご提供していますので、もし、ご興味がおありの場合は、ぜひご連絡くださいね。接客英会話レッスン/英語支援 お問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み下さり、ありがとうございました!
〈2022年1月22日投稿〉