「ブラインドって、英語として通じる?」
「通じたけど、なんか誤解があるかもしれない」
「和製英語は、外国の人に使ってはダメ?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバーが集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化した コンサルティング&研修 をしています。
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さて、私たちが普段何気なく使っているカタカナ語のなかには、一見英語っぽいのですが、日本でしか理解されない言葉が結構あります。
今日は、いわゆる 和製英語 Japanese English について、「え?これが和製英語?」という発見を楽しみながら、また、英語で正しく伝えるにはどんなふうに言うかを ご紹介したいと思います。
和製英語については、以前の記事 → アポ・アンケートなど、職場でよく使う “通じない和製英語10例” でも、違った種類をご紹介しています。
和製英語は海外の人には通じないから、一切使わないように注意する~ ためだけに、和製英語さがしをするのは、もったいないです。というのも、和製英語を海外の人に説明すると、おもしろがってくれる会話の材料になるからです。
ということで、“ダメ出し” ではなく、会話のネタにもなるというポジティブな見方で、和製英語を学んでいきましょう♬
では、早速はじめましょう。
下記の10個の言葉はすべて和製英語ですが、正しい英語は何といえばよいでしょうか?
それでは、一つずつ見ていきましょう!
正しい英語は “Laptop computer” と言います。
lapは 膝から ももの部分、topは上という表現で、「膝の上に置くコンピューターで持ち運びできるPC」を laptop computerといいます。その他に、notebook と言ってもOKです。
日本では、日よけのために窓に取り付けたものをブラインドと呼びますが、英語の “blind” は「盲目の」と言う意味です。正しい英語は “shade” です。
パソコンのキーボードを見ずに入力することを「ブラインドタッチ」と日本で言いますが、これは差別用語と感じる人がいるため、国際標準では、touch typing 「タッチタイピング」 と呼びます。
これは、英語の “facsimile” を短縮した和製英語で、正しくは “facsimile” です。“fax” は英米人には “fucks” としか聞こえませんので、気まずい思いをしないように、省略せずにきちんと “facsimile” を使うようにしましょう。
consent という英単語はありますが、「承諾する」という違う意味に 英語では なってしまいます。正しい英語では アメリカで “an outlet” イギリスでは “a socket” と言います。
ただ、outletには、他にもいろいろな意味がありますので、a power outlet とか、an electric outlet と言ったほうが、分かりやすいかと思います。
もし、外出中に立ち寄ったお店などで、携帯電話のバッテリーをチャージしたい時は、Where is the outlet?「コンセントはどこですか?」と直接的に聞くより、 May I charge my phone here?「携帯電話をここで充電してもよいですか?」 と聞いた方が丁寧です。
これは皆さんよくご存知かもしれません。正しい英語は “department store”で、短縮した和製英語です。英語の “department”は、会社の「部門」や「部署」と言う意味で使われますので、”department store”と言わないと百貨店の意味にはなりません。
尚、似た形で、「コンビニ」も和製英語です。正しい英語は“convenience store” (便利 +店)です。
アイスコーヒーも、アイスティーも、和製英語です。正しくは、“iced coffee”, “iced tea” と言います。
冷やすという意味の動詞 iceを 受身形にして、「冷やされたコーヒー」と言うのが、正しい言い方です。
英語の “book” と “cover” を合わせた言葉で、一見正しそうですが、英語では意味が違ってきますので、注意が必要です。
正しい英語は “a book jacket” です。“book cover” は「本の表紙」を指します。“カバー”が表紙で、“ジャケット” が カバー、ややこしいですね(笑)
どちらも和製英語です。
英語の “chuck” は、「工作機械」とか「肩ロース肉」のことを指します。(肩ロース肉って?!)
正しい英語は “zipper” または “zip-fastener” と言います。“fastener” だけでは、ジッパーの意味にはなりません。
アパレルショップで使う用語は、和製英語がけっこう多いので、また別の記事でご紹介しますね。
日本では紙をとじる器具を「ホチキス」「ホッチキス」と言いますが、和製英語です。
正しくは、英語で “stapler” と言います。日本で初めて輸入されたのが、E. H. Hotchkiss社 のものだったので、そのまま社名で呼ばれるようになりました。
ホッチキスの針や、ホッチキスで留める、ことは、staple と言います。
筆記用具でのシャープペンシルやシャーペンは、英語では “sharp pencil” とは言いません。
正しくは “mechanical pencil” です。
同じく筆記用具でボールペンは “ballpoint pen” と言い「ボールペン」も和製英語です。
今回は、オフィスやお店で使う物品についての和製英語をみてきました。誤解を与えないため、だけではなく、日本ではこう言うよ、という話のネタにも ぜひ活用してくださいね。
和製英語以外にも、日本人がよく使いがちな誤解をあたえるフレーズなどを楽しく学べるレッスンもしています。もし、ご興味がおありの場合は、ぜひご連絡くださいね。個人英会話レッスン/接客英会話研修 お問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2021年12月10日投稿〉
株式会社フォーシーズインターナショナル
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