「Fine, thank you. And you? 以外の返事を知りたい」
「あまり元気じゃない時は、正直に言っていいの?」
「元気です、のやり取りの後、どうしたらよいか困る・・・」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
挨拶 “How are you?” の返事を簡単アレンジ〔英語フレーズ10選〕
✔ 記事の信頼性
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”How are you ?”と聞かれて、”Fine, thank you. And you? ” と答える、中学校で習った、日本人の間でとても馴染みのあるやり取りですよね。しかし、この返事は英語を母語とする人たちの間では、通じるけれども日常生活であまり使われないフレーズだったりします。
せっかく覚えた Fine, thank you. And you? をアレンジする形で、たくさんある他の返答フレーズをご紹介しますので、自分のお気に入り表現を選んでみて下さいね。また、フレーズの紹介だけではなく、コミュニケーションのヒントも一部ご紹介していますので、よろしければ、ぜひご活用ください。
まずは、“Fine, thank you. And you?” を、〔Fine,〕〔thank you.〕〔And you?〕と、3分割してご説明したいと思います。
「元気です。/ とても元気です。」
I’m good. など、I’m をつけてもいいですね。
「今日はとてもいい気分です。」
I’m feeling great. とも言えます。Great! Perfect! だけでも大丈夫です。
「これ以上、もっと良くなれない → 最高!」という意味です。
〔コミュニケーションのヒント〕
“so-so”(まぁまぁ) も日本人のあいだで人気が高いフレーズですが、「お元気ですか?」の返事としては不自然です。「まずまず」と言いたい時は、”Not bad” 、”Not too bad”(悪くはない、まぁまぁです)と言いましょう。
「ありがとう。」
Thank you の部分を短く、こんなふうにも言えます。
反対に、長く丁寧にするなら、
「聞いてくれてありがとう」
「あなたはいかがですか。」
少しカジュアルな言い方ですが、あなた自身という意味の
「あなたは?」 も使えます。
と、完全な文章で返答するのもよいですね。
How are you? の言い方のアレンジ版は、お元気ですか?How are you? 以外の英語挨拶フレーズ10選 の記事をご参照ください。
では、ここまでの3分割の組み合わせで、いろんな返事のバリエーションが十分にできるので、合わせてみましょう。
「いいですよ。ありがとう。あなたは?」
「最高です。聞いてくれてありがとうございます。あなたはいかがですか?」
「とてもいいです。ありがとうございます。あなたはお元気ですか?」
「ちょっと応用」
もし、How are you? ではなく、How have you been? 「最近どうですか?」と聞かれた時の返事なら、
「元気にしていました。」
「最近は仕事でとても忙しくしていました。」
というように、am の代わりに、今まで続いているニュアンスがあらわせる have been を使いましょう。
ここまで、調子が良いことを前提に返事フレーズを考えてきましたが、もし、元気ではない場合は、どう返事をすればよいのでしょうか?
「まぁ大丈夫といったところです」
日本人の大好きなフレーズ「Okay」「OK」ですが、これはGood という意味ではなく、実は、体調や状況が、いまひとつ という意味です。OKに対して、とても良いイメージを持っている人には、ビックリする話ですが、まぁ大丈夫という許容範囲のレベルがOKですので、感覚の違いに注意しましょう。
相手が頑張って作ってくれた食事に対して、It’s OK. などと言うととても失礼です。相手への褒め言葉にもなりませんので、ご注意を。
「気分が良くありません。」
「眠いんです。」
〔コミュニケーションのヒント〕
親しい関係であれば、このようなフレーズで、正直に感じることを言うのでよいのですが、相手がビジネス相手だったり、そこまで親しくない人の場合は、Good, thank you! などと、心配させないフレーズを選ぶことをお勧めします。
なぜなら、体調や状況がよくないと返事をすると、相手はそこに対して、掘り下げてさらに質問することが普通だからです。とても心配されますので、その話題で話を広げたくない場合は、いろいろあっても、「良い」ということで返事しましょう。
ビジネスの場などでは、本当に相手の体調確認をしたくて尋ねているのではなく、会話の糸口として聞いています。How are you? のやり取りの後はどうしたらよいか、、、とお悩みの方、その後のスモールトーク(雑談)につながるよう、How are you? の基本の返答ができるようになったら、次は、情報を1つ加えてみましょう。情報といってもささいなことで大丈夫。 情報の前に 「because なぜなら~」とか、「Actually 実は~」 と一言入れると、話が自然につながりますよ。
「とても良い気分です。すごくおいしいお寿司を食べて来たばかりなので。」
今度は、How are you ? 以外のフレーズで聞かれた時の返答でも、情報を1つプラスする例を紹介していきたいと思います。
「元気ですか?」
「元気にしています」 I’m doing good. でも大丈夫です。
情報を1つプラスして
「とても元気にしています。実は、ヨガを始めたのですが、すごくリフレッシュできるんです。」
「調子はどうですか?」
「いいですよ。(いい感じでやっています。)」
この質問は近況を聞いているので、仕事や生活についても答えるといいですね。
情報を1つプラスして
「順調ですよ。実は新しいオフィスはとても居心地がよくて、通勤にも便利になったんです。」
「今日はどうでしたか?(どんな日でしたか?)」
「良かったですよ。」
情報を1つプラスして
「良かったですよ。実は、駅で偶然、昔の友達にあったんです。」*run into~(~にばったり会う)
〔コミュニケーションのヒント〕
情報1つをプラスすると、そこから話が広がる可能性が高まります。
そんな場合、どうぞ自分のことだけ話して終わることのないように、自分の話題をひとしきり話したら、相手にも、“How are you doing?” “How was your day?” などと尋ねることをお忘れなく♬
今回は、お元気ですか?“How are you?” 挨拶の返事を簡単アレンジ〔英語フレーズ10選〕をみてきました。全部のフレーズを覚えようとするより、まずは、自分が言いやすい一つのフレーズを見つけ、それに慣れたら他のフレーズ、というふうに増やすといいかと思います。
また、それぞれのフレーズは、言い方によって、大きくメッセージが変わることもありますので、「元気です」と答える時は、そのような表情や声のトーンでこたえることもポイントです。 フレーズに非言語表現(表情や伝え方)の工夫を加えたレッスンや、ご自身だけにカスタムメイドした 出会いの場面の挨拶会話 “オリジナル英語台本” の作成 も ご好評いただいています。もし、ご興味がおありの場合は、ぜひご連絡くださいね。接客英会話レッスン/英語支援 お問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2021年11月30日投稿〉