「失礼な断り方になっていない?」
「ビジネスメールで丁重にお断りする表現が知りたい」
「次回につなげる断り方は?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
英語で丁寧にお断りする メール&会話フレーズ12選
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバー、TOEIC高得点者が集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化した コンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20サミットほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
(㈱フォーシーズインターナショナルの情報についてはこちら)
英語圏の人には、イエス・ノーをはっきり意思表示したほうが良い と、皆さんも 一度はお聞きになったことがあるかもしれません。たしかに、意思表示とか自己表現は好まれますが、気を付けたいのは、やはり言い方です。いきなり “ノー” とだけ短く答えたり、「いいえ、行きません」「いいえ、したくありません」などと言うのは、相手にとってあまり気持ちの良い返事ではありません。英語でも、大人の言い方・配慮ある言い方 というのは存在しますので、ビジネス・プライベートで人間関係を大切にするために、ぜひご一緒にみていきましょう!
いいですね。でも、今週末は、他にやらないといけないことがあるんです。
最初に、いいですね! “Sounds great ! ” “Sounds fun ! ” など 肯定する言葉があると印象が変わりますので、お誘いを受けた時には、一言目で違いをつくってみて下さいね♬
そうしたいところなのですが、できないのです。
同じく、最初の言葉を前向きな表現にしたフレーズです。I’d really like to というふうに really を入れたり、口語では I’d love to と言うと、より「ぜひ/本当に そうしたいのですが」という気持ちが強調できます。
そうできればよいのですが・・・
wish 「願う/望む」という意味で、「実際にはかなわないけれど、そうできたらなぁ」という気持ちをあらわしますので、あっさり冷たく断られた、という印象になりません。
I wish I could help you. 「お手伝いできたらいいんですが・・・」(実際には出来ない)というように、could の後ろに、動詞をつけることも出来ます。
すみません、今日は無理ですが、来週末なら大丈夫だと思います。
今日は都合が悪いからという理由の場合で、前向きな態度を示すなら、具体的に「いつ」ならよいか伝えるといいですね。 反対に、乗り気ではないなら、明確にせず、Maybe some other time / another time 「またの機会に」などとぼやかしましょう。
親切にもご招待下さりありがとうございます。しかしながら、私どもはパーティに参加することができません。
まず、最初に “thank you” ありがとう を伝えることで、その後のお断りメッセージのクッションになり、きつい印象を避けることができます。 Thank you の書き出しは、メールや手紙でとても一般的で、よく使われますので、ぜひ活用してみてください。
私どもの新製品にご興味を持って下さりありがとうございます。
設計案をお送りいただき、ありがとうございます。
残念ながら、その日は他の予定があります。
unfortunately は、「あいにく、残念ながら」という意味の副詞です。 これを聞いただけで、その後に、残念な知らせがくることが、相手に伝わります。
あいにく今回は行けません。
I’m afraid も、先ほどの unfortunately と同じように、「あいにく」という意味ですので、あっさり断っているのではない、残念だなぁ という気持ちが伝えられます。
残念ながら、5%を超えて お値引きをすることはできません。
regret to inform 「~を知らせることを残念(遺憾)に思う」という意味です。
お申し出をお断りしなければなりません。
must「しなければならない」を使うことで、仕方なくお断りしないといけないというニュアンスが伝わります。decline は、断るという意味を持つ英語のうち、一番丁重で穏やかなお断りで「辞退する」イメージです。 refuse 「きっぱり断る・断固として断る」を使うと、誘いなどに全然興味を感じず一切関わりたくないといいう意図を出してしまいます。全く無理だとか、迷惑に思うという場合以外は、 間違っても refuse は使わず、declineを使いましょう。
ちょっと忙しいんです。
rather という言葉には いくつかの意味がありますが、後に 好ましくない意味で使われている言葉を伴って、「やや、多少、少々」という意味になります。(例:His speech was rather long. 彼のスピーチはちょっと長かったです。) I’m busy. だけだと、ぶっきらぼうに聞こえてしまうので、rather を付けることで、丁寧さや上品さが加わります。
行くのはちょっとやめておこうと思います。
またまた、rather ですが、would rather の組み合わせで、「どちらかといえば~、できれば~」という意味です。「行きたくないです。」「言いたくないです。」などとはっきり言うよりも、I’d rather not say. 「言うのは控えます(遠慮します)」などと言ったほうが、角が立ちません。 知的な印象にもつながりますよ。
やめておきます。
Yesと言いたいのだけれど、事情あってNoと言う必要がある、Noと言わざるを得ない、というニュアンスです。
後ろに一言付け加えて アレンジすることもできますよ。
今回はやめておきます。
今日は、やめておきます。
今のところはやめておきます。
今回は、英語で丁寧にお断りする メール&会話フレーズ12選 をみてきました。 最初に前向きな言葉を伝える、配慮ある言葉を少し加える、理由も伝える など、わりとすぐに取り入れられるのではないかな、と思います。すべて覚える必要はありませんので、1つ、また1つというように、使い慣れていくように練習してみましょう。
お断りのフレーズの前後に、プラスアルファのセリフがあると、より信頼感や好感度の高いコミュニケーションにつながります。 皆さんそれぞれに必要とされる場面設定で、会話力を高める 楽しいレッスンをご提供していますので、もし、ご興味がおありの場合は、ぜひご連絡くださいね。接客英会話レッスン/英語支援 お問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み下さり、ありがとうございました!
〈2024年1月9日投稿〉