「謝罪の程度にあわせて、いろんな英語表現を知りたい。」
「ビジネスシーンで丁寧にお詫びするには?」
「I’m sorry. って、頻繁に言って大丈夫?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
“I’m sorry.” だけだと軽い謝罪:
接客やビジネスできちんとお詫びを伝えられる英語表現10選
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバー、TOEIC高得点者が集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化した コンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
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普段、皆さんは、「ごめんね」「すみません」と、よくお詫びの言葉をするでしょうか? 一般的にみて、日本人は、謝罪の言葉を口にする頻度が多いと言われます。 謝る言葉がコミュニケーションの潤滑油になっているとも言えますし、日本ではあまり謝らない人は、誤解をあたえてしまうケースがあるかもしれません。
英語では、日本ほどお詫びの言葉を口にする頻度は、そんなに多くありません。 その理由は大きく2つあり、「お詫び」ではなく「感謝」の言葉で伝えるから、というのが一つ目の理由です。例えば、「お待たせしました」ということを言いたい時に、「お待たせしてすみません」と伝えるのではなく、「待っていてくれてありがとう=Thank you for waiting.」 と伝えるという感覚の違いがあります。もちろん、想定以上にお待たせした時には、英語でも謝りますが・・・(笑)
二つ目の理由は、謝ることは、自分の過失を認めて責任を取る、とまで、理解されかねないケースが多くあるからです。よく言われる例としては、交通事故などが起きて、簡単に謝ると「こちらが悪い」と認めたことになるので、謝罪の言葉は口にしない、というものです。
ということで、まず、お伝えしたいのは、日本語の感覚で 謝るのではなく、皆さんがお詫びの言葉を口にする前に、「この場合は、謝罪の表現が本当に必要かな?」ということを、考えるようにするといいかと思います。
みんな大好き “I’m sorry.” この言葉は小学生でも知っている英語TOP5に入るでしょう。ちょっとしたことであれば、“I’m sorry.” で、もちろん大丈夫です。さらにカジュアルに言うと、”Sorry.” となります。 ただ、接客ほか、ビジネスの場面で、大事なお客様にかなりのご迷惑をかけておきながら、“I’m sorry.” だけだと、子どもっぽく聞こえたり、本当に謝罪してるの?と思わせてしまうこともありますので、どんなふうにアレンジできるか みていきましょう。
申し訳ありません。
まず、主語を I から We に変えることで、会社全体とか店全体として、お詫びしているニュアンスがでます。また、very を加えることで、謝罪の気持ちを強めます。
very 以外に、
などと言うこともできます。
お返事が遅くなり、大変申し訳ありません。
sorry の後ろに、for を付けて、具体的に何に対して謝っているかを明確にすると、より 謝罪の気持ちが伝わりやすくなります。Thank you とお礼を言う時も、その後に、for を付けたのと同じですね。 詳しくはこちらの記事 → 英語で「ありがとう」“Thank you.” 以外に何と言う?相手や場面にあわせた表現15選 をご覧ください。
申し訳ありません。
「お詫びする」という意味の動詞(発音:アパロジャイズ)です。 尚、apologize というスペルはアメリカ英語で、apologise というスペルはイギリス英語です。 難しい単語に思えるかもしれませんが、非常によく使われますので、相手がこの言葉をいったら、お詫びなんだな、と気づけるように、馴染むといいですね。
尚、よく英語圏の政治家の方々は、会見などで謝罪が必要になると、apologize を使います。 聞こえ方として、sorry より、フォーマルな印象になりますし、また、ビジネスの手紙など書き言葉で使うなら、apologize の方が一般的です。
大変申し訳ありません。
apologize は動詞ですが、その前に do を入れることで、強調できます。
遅れてしまい申し訳ありません。。
apologize も、for を後ろにつけて、具体的にお詫びしたいことを明確にすると、より誠意が伝わります。 I’d like to~(意味:「~させて頂きたい」) より、省略せずに I would like to~ と言った方がもっと丁寧になります。
商品のお受け取りをお待たせしてしまい、誠に申し訳ございません。
must は、「しなければならない」という意味です。本当に申し訳ないという気持ちを表せます。
間違った情報を伝えてしまい、申し訳ありません。
今度は、「apologize お詫びする」の 名詞形「apology お詫び」を使った表現です。apologies と複数形になっていることに注意しましょう。発音は、アパロジィズ です。会話でも、メールや手紙でも使える表現で、直訳すると「私のお詫びを受け入れてください」ということです。
あんなことを言うべきではありませんでした。
これは、少々むずかしい表現に思えるかもしれません。 まず、shouldn’t 「~すべきでない」という意味に、have said 「言った」があわさって、「言うべきではなかった」となります。 直接的な謝罪の表現ではありませんが、深く後悔している、という気持ちが伝わります。
再度、違う商品をお送りしてしまい、大変申し訳ございません。
regret 「後悔する」という意味で、反省しているニュアンスがあるため 謝罪の気持がより伝わりやすくなります。 フォーマル度合で言うと、sorry → apologize → regret の順に高くなります。regret は、重大なミスや迷惑の程度が大きい時に使うといいですね。regret の後ろは 名詞でも、上記のように that + 文章 でもどちらでも大丈夫です。
梱包が不十分で商品が破損してしまい、大変申し訳ございません。
お許しください。
こちらもその後に for をつけて 具体的にお詫びすることもできます。
掲載記事に 複数の間違いがあったことを、どうかお許しください。
今回は、“I’m sorry.” だけだと軽い謝罪: 接客やビジネスでお詫びを伝える英語表現7選 をみてきました。 自分がお詫びをする時だけでなく、相手がお詫びをした時に、いろいろな表現を知っていることで、状況が解決につながったり、人間関係がスムーズにいきやすくなります。すべて覚える必要はありませんので、1つ、また1つというように、使い慣れていくように練習してみましょう。
お詫びのフレーズを伝えた後は、具体的にその後どうするのか、などまで伝えられると、信頼感あふれるプロの対応につながりますよね。 皆さんそれぞれに必要とされる場面設定で、会話力を高める 楽しいレッスンをご提供していますので、もし、ご興味がおありの場合は、ぜひご連絡くださいね。接客英会話レッスン/英語支援 お問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み下さり、ありがとうございました!
〈2022年2月1日投稿〉