「急に道を尋ねられたら、どう答えたらよいか」
「基本的な英語の道案内を知りたい」
「目的地へ場所を自分も知らない時はどうしたらよい?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバーが集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化したコンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
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さて、皆さんは道で外国の方に話しかけられたことがありますか? ”はい、あります!!!” と答えた方、その時、あなたはどんな対応をしましたか? 勇気を出して笑顔で対応された方、本当に素晴らしい!! そして、”Sorry! I don’t speak English!” と逃げてしまった方もいらっしゃるかも知れませんね。そんな方も、大丈夫です。お気持ちよ~くわかります。
日本人はそもそも恥ずかしがり屋。
「相手が理解してくれなかったらどうしよう…」
「そもそも英語で道案内なんてやったことないし…」
と心の声は様々でしょう。でも、心を開いて、落ち着いて接すれば絶対に大丈夫。「伝わるか」よりも「伝えようとする気持ち」が意外と人の心に響くものです。どうか皆さん、「上手く言えなくてもいいから、トライしてみよう!」という気軽さを大切に、コミュニケーションをとってみてくださいね。
答えるときのフレーズを覚える前に、まずは相手の言っていることを聞き取ることが第一歩!
“Excuse me?”
と言われたら、まずはどうか臆することなく
“Yes. Can I help you?”
(はい、何かお役に立てることはありますか?)
と答えてみてください。これだけであなたの誠意は十分に伝わります。
通常、外国の方が道端で ”Excuse me.” と声をかけてきたら、道を尋ねていることがほとんどです。(少なくとも私の経験では)
そして、聞きたい内容はだいたいこんな感じです。
(1)◯◯の場所や行き方を教えて欲しい
(2)この辺りに◯◯があるか教えて欲しい
そして、それぞれの場合によく使われるフレーズは、わりと型が決まっていて、使いまわせます。
(〜はどこにあるか知ってますか?)
(〜への行き方を教えてもらえますか?)
(〜はどこにあるのか教えてもらえますか?)
「え~、簡単なフレーズ30選と書いてあったのに、難しいじゃない・・・」と思ったあなた。その通りです。相手が言うフレーズ は、確かに上記のように長くてちょっと難しいですよね。理由は、知らない人にいきなり「~はどこ?」とぶっきらぼうに短く尋ねることは、世界共通で、ほとんどないからです。丁寧な言い方で話そうとするので、少し長くなってしまうのです。(もし、丁寧な言い方の英語 についてお読みになる場合は あなたの英語が丁寧になる!敬語表現にする3つの方法 の記事でご紹介しています。)
というわけで、道案内をする時のフレーズは、シンプルな言い方 をたくさん書いていますので、ご安心くださいね♬
(この辺りに〜はありますか?)
こういった英語フレーズで聞かれたら・・・
落ち着いて、笑顔でゆっくり説明をしてあげましょう。
ここからは、答え方のフレーズ10選です。
旅行者は、とかく地図や路線図を持っていることが多いもの。もし 地図で指差し案内してあげる方が得意 という方はぜひ
(地図はお持ちですか?)
と聞いてみましょう。
もしお持ちであれば、地図上で指さしながら
(今いる場所はここです)
と伝えた上で、
(お探しのお店はここです)
などと示してあげましょう。ちなみに、初めての場所だと東西南北もわかりづらいので、方角がわかるよう地図を回してあげると親切ですね。
もし相手が地図を持っていなかったとしても、これは大変!と焦る必要はまったくありません。まずは、だいたいの方向や、徒歩でかかる時間など、簡単な説明をしましょう。ここから近いのか遠いのかを伝えてあげるだけでも、相手はイメージしやすくなり安心できます。
長~い説明をしなくても、シンプルな表現だけで、ちゃんと伝わります。
(こっちです)
(あっちです)
(右側/左側にあります)
(すぐそこです)
(角を曲がったすぐそこです)
(5分ぐらいで行けますよ)
(徒歩で10分くらいです)
(ここからは かなり遠いですよ)
(この道をまっすぐに進みます)
(2番目の角を右にまがってください)
(ファミリーマートのところを左にまがってください)
などと伝えてみましょう。
また、もし歩きではちょっと大変かも??と判断した場合には、交通機関を勧めてあげるのも手です。
(電車/タクシー/バスのほうが良いかもしれませんよ)
(この通りでタクシー拾えますよ!)
(10番か12番のバスに乗れば行けますよ。)
「まっすぐ行って」とか「角を曲がって」だけでは、伝えきれない場合もありますね。そんなとき何か目安なるもの(landmark) を伝えてあげると親切。
例えば…
・信号: traffic light(s)
・交差点: intersection
・横断歩道: (pedestrian) crossing
・歩道橋: footbridge
・駐車場: parking lot, car park
などです。
また、さらに具体的な位置関係も伝えてあげるとよりクリアに。
(駐車場を通り過ぎてください)
(●●● 通り沿いにあります)
(●●● 通りと xxx 通りの角にあります)
(マクドナルドの隣です)
(AとBの間にあります)
(〜の向かいです)
(右手/左手に 〜があります)
(2階にあります)
(地下2階にあります)
〔海外おもてなしのヒント〕
“It’s next to McDonald’s.” のように、外国でも馴染みのある建物や目印を使って案内すると、相手も分かりやすく覚えやすいです。マクドナルド以外では、サーティワンアイスクリーム、ケンタッキー・フライド・チキン、スターバックスなど。
ただ、1つ注意点は、そのまま発音しても通じない場合も多いです。マクドナルドは、発音をカタカナで表記すると、マッ「ダ」ーナゥズ と「ダ」を強く発音すると通じやすくなります。
ケンタッキー・フライド・チキンは、KFC(ケイエフシー)、サーティワンアイスクリームは和名ですので、Baskin-Robbins(バスキン・ロビンス)と、海外では呼ばれます。
もし聞かれた場所がよくわからない場合や、自分自身もそのエリアについてあまり詳しくない場合、それは正直に伝えたら大丈夫です。
焦らずこんな風に伝えましょう。
(ごめんなさい、この辺りには詳しくないんです)
(この辺りのことはあまり知らないんです)
もし、時間が許せば、他の人に聞いてあげたり、その場でインターネットで検索してあげましょう。きっと感動してもらえますよ!
(誰かに聞いてみますね)
(グーグルで調べてみますね)
などと言えばオーケーです。
今回は、英語での道案内フレーズ30選 をみてきました。「日本人は親切だったなあ・・・」母国に帰った後、そんなふうにあなたの笑顔を思い出してもらえたら、こんなに幸せなことはありませんよね♬
ご自身の住む地域や、働いているお店・社内の場所には、もっと特有な英語表現が必要かと思います。カスタムメイドで、英語でのご案内・おもてなし英会話をマスターできる楽しいレッスンをしていますので、もし、ご興味がおありの場合は、ぜひご連絡くださいね。接客英会話レッスンお問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/
ではでは、今日はこの辺りで。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2021年11月26日投稿〉
株式会社フォーシーズインターナショナル
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