「スピーチが締まる、英語のフレーズが欲しい」
「英語のことわざをもじって、キャッチフレーズを作りたい」
「今の自分にぴったりの、英語のことわざを知りたい。」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバー、TOEIC高得点者が集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化した コンサルティング&研修 をしています。
個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
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「ことわざ」のことを、英語では saying とか、 proverb などといいます。saying は、人々の間で広く言われている知恵や真実といったニュアンス、proverbは、アドバイスなど格言に近いニュアンスで使われます。英語のことわざは、簡潔なうえに洗練されているので、ことわざを会話にちょっと差し込んだり、会社やお店のキャッチフレーズ・POPなどに書き言葉として使ってみると、万人に分かりやすく、また相手の心に届きやすくなったりします。 元気のない同僚に対して、買い物に来たお客様に対して、また、自分自身にも贈りたい【短い英語のことわざ】をまとめました。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
苦労なくして利益なし、という意味ですが、pain と gain が韻をふんでいますね。尚、有名なタワーレコードのキャッチフレーズをご存じの方も多いかと思います。
「音楽があると気持ちや生活が豊かになる」
ぜひ、皆さんも、No ▢, no △. を作ってみて下さい ♬
「健康は富に勝る」
aboveは、「~よりも上に、上位で」という意味です。health と wealth の部分を、他の名詞にすると、優先すべきことをいろいろ説明できますね。
「急がば回れ」
hasteというのは、「急ぐこと」 という意味の名詞です。 全体を直訳すると「急ぐならゆっくりと」という意味です。hasteとspeedの部分に、他の名詞を入れるとオリジナルでいろいろなフレーズが作れますね。
「便りがないのは良い知らせ」
No news is まで聞いただけで、わかるくらい有名ですが、あえて、good news を sometimes bad news(時々悪い知らせ)にするなどアレンジしても面白いですね。
「 得やすいものは失うのも早い」
B’zの歌にもありますので、馴染んでいる方も多いかもしれません。comeとgoの部分を他の動詞にアレンジしてもいいですね。
「知は力なり」
know 「知る」 の名詞形が、knowledge「知ること・知識」です。この部分を他の言葉に変えて、「~することで力になる」といろいろフレーズが作れます。
「先手必勝」「早い者勝ち」
直訳すると、「一番に来たものが一番に供される」という意味で、「先んずれば人を制す」ということですね。 これは、店頭でよく使われています。例えば、数が限られている物を「先着順で販売します」と言う場合には、
「アーモンドケーキは30個限定ですので、先着順とさせていただきます。」
それ以外に、on a first-come and first-served basis 「先着順で」という言い方もできます。
「先着順でオリジナルグッズをプレゼントします。」
「遅れても、やらないよりはまし」
たとえ遅くとも、まったく手を付けないよりはまし なので、後手に回っても、その努力をはじめましょう、という意味です。 学習やダイエットなどのサービスを提供する会社さんは、このフレーズを使えるかもしれません。
「熱しやすきは 冷めやすし」
日本語では、三日坊主をあらわすフレーズです。hot とcold の部分に、他の形容詞を入れてオリジナルのフレーズを作ることもできますね。
「百聞は一見にしかず」
「見ることは信ずることである」という意味で、ingを付けた動名詞のほか toを付けた不定詞To see is to believe. の形でも使われます。
「時が解決してくれる」
wound〔発音:ウンドゥ〕は、傷という意味で、外傷にも心の傷にも使える言葉です。時間は偉大な癒し手ですよね。 人を励ましたい時などに使ってみて下さい。
「一石二鳥」
イギリスのことわざに由来しますが、日本と全く同じ表現で分かりやすいですね。商品やサービスについて、多機能をアピールするのにも使えます。two birdsではなくthree birds なら、一石三鳥!
「十人十色」
「人の数だけ 心に思っていることは違う」という意味です。お客様の好みもそれぞれですよね。
「失敗は成功のもと」
「失敗が成功を教えてくれる。」という文章です。同じ構造で、
として、「▢が△を教えてくれる・教えてくれた」という 商品・サービス説明にも使えますね。
「早起きは三文の徳」
早起きの鳥には worm 「虫」を捕まえるチャンスがより多くあります。ちなみに、Early birdは早起きな人、night owl は、夜更かし型の人 という意味でよく使います。 owl 〔発音:アウル〕は、フクロウのことです。日常会話でよく使われる表現ですので、ぜひ知っておきたいですね。
などと聞かれたら、「朝、早起きする」ほうか、「夜更かしする」ほうかを聞かれているので、私は鳥ではない、フクロウでもない、という返事をしないように気をつけましょう(笑)
「郷に入っては郷に従え」
ローマにいるときはローマ人がするように、という有名なことわざです。訪れる場所の伝統や習慣に従うのが良いという意味で、旅行や仕事で行ったそれぞれの土地の人だけでなく、転職したらその職場の人に、柔軟に合わせることで上手くいくことも多いかと思います。
「夜明け前がいつでも一番暗い」
dawn 〔発音:ドン〕は夜明けという意味です。苦労しているとき、この表現で励まされることが多いかもしれません。
「一を聞いて十を知る」
直訳すると、「賢者には一言で足りる」となります。同僚が一瞬で理解してくれた時などに、使えそうですね。
「終わりよければすべてよし」
イギリス・シェークスピアの作品名が由来とされています。イベントの終わりや、仕事の一区切りで、こんなふうに言うと、最後の印象がいいですね。
「覆水盆に返らず」
直訳すると、「こぼれたミルクを見て泣いても無駄だ」となります。It is no use ~ing「~しても無駄である」の表現は、他にいろいろアレンジできますね。
たとえ文化圏が違っても、ことわざには言語の壁を超えた共通性があります。どのような背景で育っても、どんな環境で暮らしていても、人間が経験すること、真理には普遍性があるため、「そうだよね」「たしかに」と納得しやすい言葉がことわざだと言えるでしょう。
国が違っても、内容には共通性ありますが、英語圏と日本とでは、考え方や習慣が違うため、表現の仕方には違いがあります。 英語のことわざを日本語に直訳すると、よく意味が分からなかったり、また、日本人にはなかなか思いつかない「物」が主語になった文章の型などがあります。英語のことわざによって、日本語と英語の表現の仕方の違いや、簡潔に伝える文型を学ぶことができ、英語でのコミュニケーションの幅が広がるという利点があります。
今回は、英会話やキャッチコピーに使いたい【短い英語の名言20選】をみてきました。 英語で「励ます」・英語のキャッチコピーを作るって、なかなか難しいものです。そんな時は、既にあることわざを活用すると、すでによく知られたフレーズなので、簡潔に伝わり、説得力も増します。
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それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み下さり、ありがとうございました!
〈2022年3月1日投稿〉