「個人面接とグループ面接、それ以外にもあるの?」
「面接の種類ごとに、注意点は違うの?」
「キャビンアテンダント採用面接では、どこを一番見られるの?」
こういったお声に おこたえします。
【本記事の内容】
客室乗務員の面接ではどんなことをするの?
エアライン合格準備〔面接6種類〕
✔ 記事の信頼性
私たちは、客室乗務員や外資系企業で働いた経験のあるメンバーが集まり、“国際標準の接客” を専門として、日本・海外 両方の 大事なお客様への対応に特化したコンサルティング&研修 や客室乗務員の受験をサポートする個別レッスンをしています。
内定のための個人レッスンから、飲食店・小売店、企業や学校、オリンピックや コンサート、G20ほか 多種多様な接客の現場に関わってきました。そんな経験から、この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです!
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キャビンアテンダントの採用で、一番重要視されているのは、なんといっても、面接です。これから受験を考えている方は、面接ってどんな雰囲気何だろう、何を聞かれるの? グループ面接か個人面接だけだよね? など 不安がいっぱいなのではないでしょうか?
コロナ禍で採用を控えていた航空会社も、キャビンアテンダントの新卒採用が再開されることになり、本腰で準備を始めた人も多いかと思います。私どもの客室乗務員受験個別レッスンにも、このタイミングで多くのお問合せを頂いていますが、まずはキャビンアテンダント受験の初歩の初歩として、面接にはどんな種類があるのかを、今回はご紹介したいと思います。
グループ面接は、一次面接など早い段階で、多くの受験生を見る際に実施されることが多いといえます。 いろいろな様式がありますが、受験者3~6名に対して、面接官2~3名で実施されることが多く、1グループの所要時間は、20分くらいまでということが一般的です。 面接官は、複数の受験生を見なければならないため、受験生1人にかけられる時間は限られます。 そんな時によくある誤解は、他の受験生より長く話そうとか目立とうとすることですが、これは逆効果です。 自分本位ではなく配慮が感じられることや、他の受験者が話している時の表情や態度、そして、何より第一印象の良さを強く意識し、 「もっと話をしたい、また会いたい」と面接官に思ってもらえるよう心掛けると、次の面接に進みやすくなります。
* 第一印象を良くする5原則は、こちらの記事 → 接遇マナー5原則をプロが解説(セルフチェック付)をご覧ください。
* 椅子の座り方は、こちらの記事 → 【椅子の座り方】好印象につながる座り方 5ポイント をご覧ください。
個人面接は、受験者が1名に対して面接官が4名くらいまでで行われることが一般的です。 所要時間は10-20分程度で、受験者について、より深い質問がされ、受験者の内面や入社への熱意などを、見抜こうとされますので、具体的なエピソードも含めながら、どんな質問にも説得力のある返答ができるよう練習しておきましょう。
外資系エアラインでは、面接官とは別に、心理学の専門家が同席して、その人の振舞いや言葉の真偽をチェックする会社もあります。ちなみに筆者は、あるエアラインの面接で、前方に座る2名の面接官に加えて、筆者の真後ろにオブザーバー1名が座っていらっしゃり、 とても落ち着かなかったのを覚えています。しかし、ご心配なく。通常、面接官と受験者はお互い向かい合った位置に座るだけです(笑)
* 入退室の仕方は、こちらの記事 → 個人面接での入退室の流れ:好印象につながる6ステップ をご覧ください。
グループディスカッションは、面接官から与えられたテーマについて、受験者4~6名の受験者全員で話し合い、結論を発表するというものです。 全員でアイデアをいくつか出す形式や、賛成派・反対派に分かれてのディベート形式などがあります。 熱心な受験者のなかには、必死な表情でアイデアを主張しようとしたり、ディベートで論破しようとしたりする人がいます。これは客室乗務員の採用面接においては、非常にマイナスですので絶対に控えましょう。
面接官がみているのは、話し合いの内容や結論というより、受験者の接客適性・協調性・振舞い・言葉選びなどです。 同じグループの他のメンバーがどういうタイプかに応じて、柔軟に対応し、自分の役割を理解して、他の受験者とコミュニケーションをとる必要があるということですね。 想像してみてください ~ いかに素晴らしいアイデアを発表したとしても、相手と意見が違う時に強く否定する言い方をする人は、接客に適している印象にはなりませんよね。 緊張で話が出来ない人にも会話をふる、常に笑顔で、積極的に取り組む、ハキハキと簡潔に話す、などなど、“どのように”グループディスカッションをするかが重要なポイントです。
もし、これまでに、「良い意見を、たくさん話せて、面接官も笑顔だったのに、グループディスカッションで落ちた」という人がいらっしゃったら、面接で“自分の優秀さ”をアピールすることを優先してしまっていたかもしれません。 求められるのは、あなたの“優秀さ”ではなく、“この人に接客されたいな、と思われるような人柄や言動”ですので、どうか、肩に力が入って頑張る方向を間違えないようにしましょう♬
ロールプレイとは、指定された場面設定で、面接官がお客様役になり、受験者がキャビンアテンダント役になって、どのように接客をするかをみる試験です。個人面接やグループ面接でも、「もし、チキンとビーフの食事をご用意していたのに、ビーフがなくなってしまった場合、どのように対応しますか?」などといった、口頭での“もしも質問”はありますが、ロールプレイでは、実際のセリフを言うことになりますので、声のトーンや敬語を含めてどんな言葉を選ぶか、その時の表情やしぐさすべてが評価の対象になります。
ロールプレイでは、最低限の接客ではなく、プラスアルファの気遣いが感じられる対応でないと、残念ながら高評価にはなりません。 これまで接客経験がある人は、想像がつきやすいかもしれませんが、接客経験があまりない人は、頭で対応方法を考えるだけでなく、実際にロールプレイの接客を動画に撮るなどして練習しましょう。
電話面接を実施するエアラインもあります。電話は、声だけのコミュニケーションですので、より一層、丁寧であたたかい言葉選びや、明るい声のトーンを意識しましょう。また、手元にはメモとペンを置いて、相手がおっしゃったことをメモしたり、想定質問に対して自分が伝えたいことを事前に書いて用意したものを置いておくといいですね。 尚、電話の会話に集中できるように、静かな環境を確保したり、電波や充電不足などが原因で会話が途切れないように準備しておきましょう。
緊張で、つい早口にならないように、落ち着いてゆったりした気持ちで丁寧に受け答えすること、また、用意した文章を延々と棒読みして 話し続けることのないように、きちんとコミュニケーションをとるなど、工夫をすることで「実際に会いたいなぁ」と面接官が感じて、次のステップに進みやすくなりますよ。
アプリをダウンロードして、表示される面接質問に対して、20秒くらい考える時間をもらった後、3分間くらいで話すという形式のものもあれば、自己紹介を動画にして提出する形式もあります。厳密には、面接官と直接双方向に話すものではないので、面接 というくくりに入れられるかは微妙ですが、この動画を面接官がみて、判断します。電話インタビューと同じく、カンニングペーパーをパソコンに貼ったりすることもできますので、有利になる環境設定は活用するといいですよ。
* 背景やライティングなど、詳しくは、こちらの記事 → オンライン面談・面接の注意点 をご覧ください。
今回は 客室乗務員の面接ではどんなことをするの?エアライン合格準備〔面接6種類〕 についてみてきました。航空会社によって、どのような流れで、どの種類の面接をするかは違いますので、これまでの採用試験がどうだったかを確認しておきましょう。ただし、毎年面接のやり方が絶対に変わらない、とは言えないため、急に予想していない面接を求められても対応できるように、最低限は準備しておくといいですよ。
また、別の記事で、よく聞かれる想定質問をご紹介したいと思いますが、面接の準備は、すればするほど、良い結果に直結しやすいともいえます。ぜひ、自信や余裕をご自分で感じられるまで取り組んでみてくださいね。応援しています!尚、ご自身の魅力を伸ばし、課題を克服するために、あなただけにオリジナルの内容でCA内定個別レッスンもしていますので、よろしければ お気軽にお問合せください。(客室乗務員受験個別レッスンのお問合せはこちら→ https://4cs-i.com/contact/ )
それではまた次回、お会いしましょう。最後までお読み頂いてありがとうございました!
〈2022年4月1日投稿〉
株式会社フォーシーズインターナショナル
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