こんにちは。
VIP接遇・マナー・接客英語・異文化対応の研修を提供する
フォーシーズインターナショナルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
長い間満開が続いた今年の桜にも、そろそろ緑の葉が出始めましたね。
就職活動中の方は、今は自由に外出もできず、オンライン面接ほか、不安でいっぱいかもしれませんが、今だからこそ出来る準備をしっかりしておきましょう!
今も昔も変わらない 大空への憧れ。きっと皆さんも 空港から海外へ出発するときの あの何とも言えないワクワク感を 味わったことがあるのでは?
そんな広い空を舞台に キラキラと活躍する フライトアテンダントや 空港のグランドスタッフ。 最近では大手航空会社だけでなく、LCCもそれぞれユニークな個性を放っています。また、日本の航空会社だけでなく、アジア・ヨーロッパ・アメリカ・オセアニア・中東のキャリア(航空会社)など、日本人を採用する外資系のエアラインも多様です。
フライトアテンダントの魅力は なんといっても、素敵な制服と 独特のライフスタイル。国際的なステージで イキイキと働く凛とした姿に憧れて、毎年たくさんの方が エアラインを志望されます。
私たちもかつては エアライン合格を志し、日々努力を積み重ねていました。今日は皆さんに英語面接の極意をお伝えします! どうぞお楽しみに♬
さて、まずは皆さんに質問です。外資系エアラインの英語面接で、まず一番 大切なことって何だと思いますか?
「ネイティブ並みに英語がペラペラなこと?」
「海外経験が豊富なこと?」
「スタイル抜群なこと?」
いえいえ、どれも違います。 答えはズバリ、
第一印象です!
な~んだ、そんなことか。と思われた方、要注意です!
実は接客のプロであるフライトアテンダントにとって、第一印象は何より重要。
それを最もアピールできるのが
最初の挨拶
なんです。
もちろん英語力が不要、と言っているわけではありません。とくに外資系エアラインの場合、入社後の乗務訓練はすべて英語。そしてフライトに出れば、一緒に働くクルー(乗務員)は多国籍。コミュニケーションに困らない英語力は必須です。
でも、どんなに英語が堪能でも、どんなに海外経験が豊富であっても、ドアを開けた瞬間の挨拶で失敗すると、合格はおろか 一次面接を通過することすらできません・・・。だからこそ、最初の挨拶 を侮ることなかれ!
入室する際の挨拶、皆さんは何といえばよいと思いますか?
“Hi.”
“Hello!”
と元気に挨拶?
いえ、実はこれでは少しカジュアルすぎです。
面接といえどもビジネス上の公式な場。
“Good morning.” (午前)
“Good afternoon.” (午後)
という丁寧な表現を使いましょう。
ちなみに英語面接の場合、冒頭で面接官からこんなふうに声をかけられることがあります。
“Thank you for coming today.”
(今日はお越しくださりありがとうございます)
そんな時にはすかさず、笑顔でこう返しましょう。
(面接にお招きいただきありがとうございます。)
(こちらこそ今日はありがとうございます。とても嬉しく思います。)
また、面接官から座るよう促された場合にもかならず
“Thank you.”
を言ってから着席しましょう。
日本人同士なら、笑顔で会釈するだけで 感謝の気持ちが伝わりそうですが、英語の場合は「言葉に出して伝える」がキホン。 とくにお礼の言葉は積極的に伝えましょう。
では、面接の内容に入りましょう。 就職面接で必ずと言っていいほど聞かれるテッパン質問の一つが、 自己紹介。 これはエアラインに限ったことではありません。日本語では面接官から、「自己紹介をしてください」「自己PRを1分以内でどうぞ」などと聞かれることが多いですが、
英語では
と言います。 ただ、これ以外にも様々な言い回しがあります。たとえば、
(ご自分についてお話しください)
(あなた自身について何か教えてください)
(ご自分をどんな風に説明しますか)
など。
でも、焦ることはありません。すべて自己紹介と思えばOKです。自己紹介の内容は人それぞれですが、基本的な項目は以下の通りです。
● 名前
● 学校名(専攻)または会社名(仕事内容)
プラス
● 接客にプラスになる適性(能力やスキルなど)
● 自分らしい経験(海外経験やボランティアなど)
● その他のセールスポイント(長所や趣味、特技など)
最後に
● その会社で働きたい!という意欲
をさらっと伝えて終了。
1分以内で簡潔にまとめましょう。
効果的にアピールするには、エアラインが求める人材像を しっかりリサーチして、ご自分のどんな適性や経験が活かせるか を伝えることが大切。日本人らしい「遠慮」や「謙遜」はちょっと横に置いて、ポジティブに自信をもって「演出」することがポイントです!
それでは次に、自分の経験や能力を効果的に、かつ自信を持ってアピールするために 便利な表現をご紹介します。
経験を通して能力や考え方などを深めたと言いたいときに便利です。
例文:
(オーストラリア留学を通して国際的な環境でのコミュニケーション力を養いました)
一定期間の努力を経て、能力や才能をレベルアップしたときに便利です。
例文:
(ヨーロッパ滞在中に語学力を身に付けました)
~ の部分に接客に活かせそうなワードを入れると 使いやすいです。
例文:
(中国でのボランティア活動を通して適応力を持つことの重要性を学びました)
自分の前向きな考え方や人より秀でた経験、能力などを伝える際に便利です。
例文:
(常にお客様の声に注意深く耳を傾けてきたことを誇りに思います)
いかがでしょうか。 上記の表現に、ご自身の経験を当てはめてみてください。たくさんのフレーズが出来上がることと思います。
それでは次に、面接官が知りたいことの2つ目。 志望動機についてです。 面接官は、自己紹介から受験者の 人柄やバックグラウンドを簡単に確認した上で、今度はその人の仕事へのモチベーションを探ります。
“Why do you want to be our cabin crew?”
(なぜ当社のキャビンクルーになりたいのですか?)
“What made you interested in this position?”
(この職種に興味をもったきっかけは?)
“Do you know anything about our company?”
(わが社のことは何かご存知ですか?)
などの質問を通して、受験者が自社にどれくらいの意欲をもって、面接に臨んでいるのかを試すのです。
ポイントは、
トコトン『相手目線』であること!!
間違っても
“It has been my big dream to be a cabin attendant since I was a child.”
(子供のころから客室乗務員になるのが夢だったのです)
なんて自分本位の発言をしないようご注意を! あなたがそのエアラインに合格したら どんな活躍ができそうかをアピールするのが吉です。
例えば、自分の経験を活かしてさらに成長したい! という表現。
自分のこれまでの経験を活かしつつ、さらにスキルを高めていきたい! という意欲を示すのに便利です。
例文:
(私はシンガポールのホテルで働き、世界中のゲストに接客する楽しさや、受付係としてプロの姿勢を学びました。
今度は御社でそのスキルを活かしながら、ぜひともエアライン業界でキャリアの幅を広げていきたいです。)
その会社への関心を示すとき、”interested in” の代わりに使うと、感動の大きさとともに謙虚さが伝わります。
例文:
(御社の便でドバイへ行ったとき、機内サービスの質の高さに感動いたしました。キャビンクルーはとてもプロ意識が高く、すばらしいおもてなしの心をお持ちでした)
ご自身の経験を踏まえながら言葉を尽くして、仕事への前向きなビジョンやその会社について感じる魅力を率直に伝えましょう。
そして最後は
(ぜひ、御社のプロフェッショナルな接客チームの一員になりたいです!)
などの熱意の言葉で締めくくりましょう。
いかがでしょうか。このようにぜひ、自分をポジティブに演出する表現 をどんどん増やしていってみてくださいね。それが合格への最短の方法だと思います。
別の記事で、面接でネガティブな質問をされた時、質問の意図が分からなかった時、別れ際 についてもご紹介していますので、ご参考になさってください。→ エアライン英語面接の基本フレーズ10選 Part2の記事
最後までお読みくださりありがとうございました。
See you again!
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